月 や あら ぬ 春 や 昔 の 春 なら ぬわ が 身一つ は も と の 身 にし て。 在原業平の想ひ

『伊勢物語』の魅力を力説!日本最古の歌物語に迫る!

建久六年 1195 一月二十日の前大納言経房家歌合(民部卿家歌合とも言われる)、題「山花」、三番右勝。 高子は25歳で入内したわけで、当時その年まで男と何の関係もなかったとは考えにくい。

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『伊勢物語』の魅力を力説!日本最古の歌物語に迫る!

』 彼女はもはやいない、彼女は去って、 そして、『私の「身」だけが、ひとつ、もとの昔のままで取り残されていて・・・』」 これだけのことを歌い込んだ歌なんだよ。

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心敬 千人万首

私だけが、去年の同じ思いを抱いたままだ」。 こゝろざしふかゝりけるを。 千載集初出、勅撰入集計七十三首。

「古今和歌集」私撰秀歌 巻第十五 恋歌五 歌747|柳井 政和|note

月、春、私の体、この三つは去年通りなのに、去年共に花見をした恋人は今この場にいない。 (初めは)本心ではなく、(次第に)愛情を深く寄せていった人が、(彼女を)訪れていたのですが、(彼女は)1月の10日あたりに、他の場所へ引っ越して身を隠してしまいました。 【他出】讃岐集、百人一首、女房三十六人歌合、題林愚抄 【参考歌】和泉式部「和泉式部集」 わが袖は水の下なる石なれや人にしられでかわくまもなし 「千載集」 我が恋は海人の苅藻に乱れつつかわく時なき波の下草 【主な派生歌】 我が袖は海人のおくてふ浮けの緒のうきても波にかわくまもなし 恋の歌とてよめる みるめこそ入りぬる磯の草ならめ袖さへ波の下に朽ちぬる (新古1084) 【通釈】水松布は満潮になれば波の下に隠れてしまう磯の草だけれども、私の袖もまた、ひたすら隠した恋心でいつも涙に濡れ、ぼろぼろになってしまうのだ。

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梅(むめ)の花たが袖ふれしにほひぞと春や昔の月にとはばや 右衛門督通具

『真字本』に、「 穂 ( ほ )には」とあるも、心ゆかず。

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月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にしてこの歌を本居宣長は反...

【参考歌】順徳院「順徳院百首」 夢さめてまだ巻きあげぬ玉だれのひま求めてもにほふ梅がか 春月 面影は春やむかしの空ながらわが身ひとつに霞む月かな (心敬集) 【通釈】「春や昔の」と詠まれたように、故郷の空は昔の面影のままであるのに、私一人の身には、涙で霞んで別物のように見える月であるよ。 【参考】小野篁「和漢朗詠集」() 物色自堪傷客意 宜将愁字作秋心(物の色は自ら客の意を傷ましむるに堪へたり。

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