「僕らはストーリーテリングという偉大な伝統の継承者だ。
『子連れ狼 三途の川の乳母車』で映像化されたものにも出てきますけども、弁天来三兄弟を思わせるようなスタイリッシュな格好……と、ちょっとさんとか、さんの人形劇とかを彷彿とさせるような感じ、っていうね。
ちなみに、『クボ』の監督はジブリ映画の大ファンであり、娘さんにもよく『となりのトトロ』を観せているのだとか。 こうした日本を舞台にした伝承やおとぎ話を再構築した作品に、クローバースタジオが制作した名作 「大神」があるが、大神の世界観が好きな方はきっとクボも気にいると思うので、クボをまだ観ていない大神ファンの方はぜひ観て欲しい。
16スタッフの尋常でない技術の研鑽と努力は、これ以上ないと言うほどに実を結んでいるのです。
又、武具に関してですが、それも物語にとって大切な、大事な過程だったかと思います。
もちろん、ただ労力をかけたというだけではありません。 幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、助けようとした父親は命を落とした。 ロトスコープとは違って……ロトスコープは完全に(人の動きを下地にして)写し取っています(から、それとは違う)けども、ちゃんと自分の、生の動きを参考にしてつくると、非常に、格段に動きが自然に変わりました、とか。
そういう新技術を投入して、完全にネクストレベルに行ったストップモーションアニメーション、パペットアニメーションの傑作を連発しているライカという会社。
その湖水の中に2つ目の武具「負けずの鎧」があったのです。
それこそがライカの映画にはある、というのです。 私の一言感想:最近本家ですらこんなの作ってないよなー!海の向こうから最高のプレゼントでした! 余談ですが、おいちゃんの子どもの頃は『魔神英雄伝ワタル』とか『天外魔境シリーズ』とか、KUBOみたいな和風ファンタジーがいっぱいあってねえ・・・懐かしい思い出に再開できましたよー!! >一生のお願いだからクボを観てください。
不吉な子どもとして一族から命をねらわれていたクボは、ある時、邪悪な伯母たちに見つかってしまうが、母親が最後の力を振り絞って放った魔法によって助けられる。
つまるところ、このラストは ストップモーションアニメで作られた美しい光景で、クボにとっての「幸せな物語」を作ってあげたという、メタフィクショナルな視点も含んでいるのではないでしょうか。
しかし、サルは武具の在りかは知らないとも言いました。
【公開】 2017年(アメリカ映画) 【原題】 Kubo and the Two Strings 【監督】 トラビス・ナイト 【キャスト】 (声の出演)アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ、ジョージ・タケイ、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ブレンダ・バッカロ (日本語吹き替え)矢島晶子、田中敦子、ピエール瀧、川栄李奈、羽佐間道夫、小林幸子 【作品概要】 『コララインとボタンの魔女 3D』などで知られるアニメーションスタジオのライカが、日本の中世を舞台に少年クボの冒険を描いたストップモーションアニメ作品。
「人生について深い真実を描いた物語を探していた」というナイトを惹きつけたのが、本作の脚本だ。 監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』シリーズ最新作も控えた、トラヴィス・ナイト。 根本の、メインのプロットはこういうことですよね。
28少年が主人公の血湧き肉躍る冒険モノの要素を持ちながら、血のちながりのおどろおどろしい関係性にも言及され、その点でも和風を貫いている。
やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る…。